10月の伝道掲示板

老いを忘れた若者のおごり

病を忘れた達者のおごり

死を忘れた老邁のおごり 

 

覚法寺だより 第14号

 

お彼岸ころからめっきり涼しく秋めいてまいりました。朝晩は肌寒い程で私も少々風邪気味です。皆様はいかがでしょうか。

さて、今月から12月にかけて全国の浄土真宗本願寺派のお寺では、報恩講という宗祖親鸞聖人の御命日法要がお勤めされます。本山の御正忌報恩講(来年1月9日~16日)に先立って勤められるものです

親鸞聖人のご生涯は、決して平坦なものではありませんでした。比叡山での20年に亘るご修行は勿論のことですが、山を下りて源空(法然)聖人のお弟子になられ、お念仏の道を歩み始められてからも宗教弾圧により流罪となりました。また、晩年には実子善鸞様に裏切られて義絶(親子の縁を切る)しなければならないといった辛く悲しい出来事もありました。そうした状況にあっても怯むことなくお念仏のみ教えに生き、多くの著述を残され人々に伝え続けられたのです。

そうした聖人のご苦労を偲び、ご遺徳を讃えさせていただくのが、報恩講です。

島根の覚法寺では、10月20日(日)に、覚法寺東京分院では11月17日(日)午後1時から報恩講をお勤め致します。ご予定の上お参り下さいますようご案内申し上げます。

先月のお手紙でご案内いたしました東京分院に於ける10月の定例法話会開催の日付に誤りがありました。11日(日)とありますが、正しくは13日(日)午後2時からです。お詫び申し上げ訂正させていただきます。

合 掌 

   平成25年10月1日